今回も陸王の原作本についての感想を述べてまいります♪フォーカスを当てるのは主人公、宮沢紘一の息子である「宮沢大地(みやざわだいち)」です。

最初、とってもネガティブ思考で、家業の手伝いもいい加減な大地ですが、ソールの素材を持ち込んだ飯山晴之との出会いで、彼の生き方は大きく変わっていくんですよね。このあたり、すごく見ごたえがあったので、アウトプットしてみようかと思います♪では、ぜひとも最後までお付き合いください(^^)

 

【ネタバレ注意!】

※この記事にはネタバレが含まれちゃってますので、知りたくない方はやめておいてくださいm(_ _)m

 

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こはぜ屋をホントは継ぎたかったのに?屈折してしまった息子。

宮沢紘一の息子である宮沢大地(みやざわだいち)は就活中でしたが、連戦連敗でその数は50を超えていました。就職氷河期はそんなことはざらにあったんでしょうけど、正直そこまで落ち続けたら「どうせ、オレなんて・・・」というネガティブな性格になってふさぎ込んじゃいますよね(^_^;)それでも受け続けた大地は、この頃からある意味、根性はあったのかなーなんて思うんです。

 

大地はこはぜ屋を本当は継ぎたかったんじゃないか

 

そう考えていたのは宮沢美枝子(みえこ)。大地のお母さんですね。小さい頃から職場の人たちに育てて貰ったこともあるし、父の仕事も見てきましたから、いずれは自分が、という気概があったのかもしれません。でも、将来性のない家業を継ぐことを反対した父・紘一の対応に、大地はへそを曲げてしまったわけです。「せっかく継ごうと思ったのに・・・。もうぜってー継がねーからな!」と。

 

普通、老舗家業の継承といえば、「継がせたい親」、「継ぎたくない息子」という構図が思い浮かびますが、こはぜ屋の場合は逆だったようです。考えてみると、父の紘一も最初はかなりダメダメなマインドでしたよねー。親身に相談に載ってくれる銀行員の坂本君が「何か新しいことやらないと」との助言に対しても、どこか他人事みたいな感じでしたし、少しずつ衰退していく会社の行く末に、消極的な感じでしたから。

 

でも、ある人物との出会いで大地は急速に変わっていきます。

 

 

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宮沢大地を変えたのは飯山晴之との出会いがきっかけ!?

 

陸王のストーリーを語る上で、最重要人物の一人と言っていいのが飯山晴之(いいやまはるゆき)ですね。陸王のソールに使われる素材「シルクレイ」を開発した人物ですが、彼がチームに加わり、大地と一緒にソールの開発をしていく中で、徐々に大地に変化が表れました。

 

もともと、家業の手伝いはテキトーかつ消極的だった大地ですが(笑)、飯山との昼夜を問わない共同作業で、仕事に対する情熱を持つようになっていきます。飯山の仕事へのこだわりは尋常じゃなく、一切の妥協を許しませんでした。そんな経験を持たない大地は、飯山の仕事ぶりに影響を受け、自分も一緒に仕事に没頭していきます。

 

何かに打ち込んでいるときって、時間を忘れて夢中になっちゃいますけど、そんなときってすごく楽しいですよね。大地もそういった体験を通じて、仕事の楽しさや責任感を持つようになっていきました。大地と飯山は親子に近いくらいの年齢差があったはずですが、原作に描かれているのは、職場の先輩社員のような関係性。少し年の離れたお兄ちゃん、みたいな。飯山は口が悪く、がさつな性格ですが、最終的にはお互いを信頼し合う関係になっていきます。

 

飯山が闇金業者にボコられて入院してしまった時、自ら飯山の代行をかって出て、なおかつシルクレイの製造装置の故障原因を突き止めたときには、大地やるわ~!!!と感動してしまいました(T_T)

 

 

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一流企業の内定よりも!?成長した大地に感動!

最終的に大地は一流の電機メーカーである「メトロ電業」に内定が決まりますが、それを蹴ってこはぜ屋で働こうと決意します。しかし、それを紘一に断られてしまうんですよね。理由は以前のネガティブなものとは違って、「外の世界を見て、また戻ってこい!」という激励を含んだものでしたが。

 

数多の面談に落ち続け、やっと勝ち取った内定ですよ。しかも相手は一流メーカーです。自分ならあっさりと入社準備を始めてしまいそうです(笑)自分のやりたい仕事はここにある!と決意した大地がすごく眩しく感じてしまいました・・・。まぁ、それ以前に、メトロ電業の面談で話した大地の堂々とした会話で、すでに内定フラグ立っちゃってましたけどね(^^)

 

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まとめ

ということで、今回は原作の宮沢大地の成長について感想を綴ってみました。

 

作品の中で、飯山と大地の仕事ぶりは、池井戸作品によく登場する「情熱的な仕事」を一番表現しているところだと感じました。(ほかにもたくさんあるんですけどネ)

 

いつかたくましく成長してこはぜ屋に戻ってくる息子を、紘一は大きな期待を持って待っているんだろうなぁと思います♪

 

では今回はこれにて!

 

 

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